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使いたいときに必ず忘れる便利なコマンド「nc」


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今回は、忘れがちだけどネットワークを利用する方にとって「あったらいいな」に応えられるLINUX(Windows)コマンド「nc」をご紹介します。
※Windows版は「即効!LINUX CMD for Windows」を参照。インストール・再起動なしに直ぐ使えます

「nc」コマンド - 概要


「netcat」の略らしいです。テキストで通信できるプロトコル「http(ウェブ),ftp(ファイル転送),smtp(メール)等」であればターミナルのように手打ちで通信できるコマンドです。
「あれ? それならtelnetでいいじゃん。」という方。このコマンドは一味違い、
なんと「サーバー役」にもなっちゃうんですよ。

コマンド書式


ざっとこんなもんです。

便利な使い方「ポート解放確認」


サーバーとネットワーク(ファイヤーウォール等)を準備する際に、「サーバーは用意できていないけどネットワークの疎通確認をしたい」「ネットワーク接続ができない時に、どの間の疎通ができていないか切り分けたい」場合、クライアント側は大丈夫なのですが、問題はサーバー側。サービスやデーモンを立てるのって思いのほか難しい事なんですよね。
その問題の解決にはサーバーが完全に機能している必要はなく、目当ての通信ポートで「リッスン」(待ち受け)していればいいんです。
サーバー側で実行するコマンドは以下の通り。(即効!LINUX利用した例) 数字はもちろんポート番号ですね。
対してクライアント側といえば、telnetの要領で簡単に と接続します。まあ、この反応を以て接続を確認するのですが、疑り深い方は、クライアント側に「HELLO」と文字を打ってみましょう。 すると、サーバー側に文字が表示されます。 サーバー側からも何か入力してみましょう。 もちろん、クライアント側に文字が表示されます。 簡単なチャットですねw こうやってin out各々の簡単な疎通確認ができます。


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