フォントを作成する
 

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BLUE TICK Font
オリジナルフリーフォントをフリーライセンスで作成する のコーナー。

◆ 今回はこちらのフォントを作成する上で利用したソフトを紹介いたします。

カタカナフォント
CATAPANTA-GRAPH
「カタパンタ・グラフ」のフォント。 カタカナ&アルファベット・数字フルカバーで、全364字。▼詳細・ダウンロードはこちら


■ どんなフォントも誰かが作っている
どんなフォントでも一つ一つ誰かの手で作られているそうです。考えてみれば、文字は、はね、はらい、とめなどの形式を持って構成されているものの、一文字一文字の字の感じ、文字そのもののバランス等は結局、人間でないと判断がつきにくいものです。

しかしながら、一文字一文字作っていくと、日本語の文字(特に漢字等)の作成は気の遠くなる作業になりますね。 フリーライセンスOSのlinuxでフォントのライセンスが問題視されるのもうなずけます。

  ←フォントを販売・配布されている方々に感謝です。

■ フォントを作ってみよう


では、実際、フォントを作ってみよう・・と思っても。Windowsでフリーライセンスでフォントを作るソフトは、ちょっとだけ探したんですが、見つかりませんでした。

それよりいいフォントエディタをLINUX上で見つけましたので、それを利用して作成しました。いいフォントエディタのWindows版がリリースされましたのでご参照ください。

FontForge(旧PfaEdit)

ビットマップ・アウトラインフォントが作れ、イメージを読み込んでモチーフにできたりします。LINUX用ソフトなのにWindowsライクな操作性がいいですね。何より、日本語に対応していて、日本語ドキュメントも充実していることがいいです。

非公式ですがWindows版を構成していただいている方がいらっしゃいました。
上記URLからWindows上でダウンロード、実行するとご利用いただけるようです。(本格的に使うならLinux版をオススメするとの事です。)

私もCygwinパッケージ版から必要な部分のみを抜き出し、GUI側はXServerのスタンドアロン化で提供していましたが、上記の方がいいと思います。

◆ USBブートLinux版 FontForge
ネイティブなLinux環境で動作させてみました。

USBから起動する事が出来るUbuntuLinux(10.10)にFontForgeを入れて再構成いたしました。
各種バンドルウェアは各々所有のライセンス(GPL)に帰属いたします。

以下の各種バンドルウェアは各々所有のライセンスに帰属いたします。
再配布される場合は各ライセンスに従ってください。
Ubuntu Linux LiveCD GNU General Public License
SYSLINUX GNU General Public License version 2 or Later
FontForge はUbuntu Linux の一部のパッケージを利用しています。 GNU General Public License

■ 利用方法
※注意:パソコン中級者以上の方におすすめ出来る方法になります。万が一のトラブルが発生しても自己責任となり作者は一切の責任を負いません。
 また、こちらに関する問い合わせには受けかねますので、予めご了承ください。

●必要なもの

A.Windowsパソコン

B.空のUSBメモリー(700MB以上) ※注意:OS起動専用になるので、捨ててもいいものを用意してください。

C.USBから起動する事が出来るパソコン (Aと同様のものでも可)
 →※非対応のPCでもこちら(Plop Boot Manager: IT備忘録)http://nofx2.txt-nifty.com/it/2011/04/plop-boot-manag.html)を利用する事により対応可能。(未検証)
◆手順(上級者(「USBブート」が何か理解できる方)向け)

▼本体(zipファイル 679.4MB)
ファイルの内容をUSBメモリのルートディレクトリに展開し、その中の「usbinstall.bat」を管理者権限で実行する。

・USBブートを用いてパソコンを起動。「Ubuntuを試す」を選択しOS起動が完了したら、デスクトップの「FontForge」をダブルクリックすると利用できます。

◆手順(初めての方)
・起動したWindowsパソコン(A)に空のUSBメモリ(B)を差し、認識させる

・こちらからファイルをダウンロードし、実行する
▼本体(exe自己解凍ファイル 677.9MB)

・内容ファイルの転送先を聞かれるので、認識したUSBメモリのドライブを指定(例:Fドライブ⇒ F:\)してExtractボタンを押す

・転送処理が完了したらUSBメモリのドライブを開き「usbinstall.bat」を管理者権限で実行する

・処理が成功したら、USB起動が出来るパソコン(C)にUSBを差し替える

・(C)を再起動する。もしいつもどおり起動してしまう場合は、
 こちら(BIOSの設定)を参照し、起動順序を変更するか、
 (Plop Boot Manager: IT備忘録)を利用してください。

・起動画面が変わったらUbuntuを試すかインストールするか聞かれるので、試すを選択

・起動が完了したら、デスクトップにあるFontForgeをクリックして起動
 「アプリとして実行」をクリックすると利用できます。
以降、以下の通り、 ◎FontForge ユーザー&リファレンスマニュアル
ドキュメントが充実していますので、作成経緯は省略します^^;

こうして、フォージュで活き活きしたソフトを見ると、なんだかわくわくしてくるのは自分だけでしょうか。
 


対応機種   TrueTypeフォントを読み込める環境
 (限定フォント対応)
 
使用規約  ・プロポーショナル(サンセリフ)のみの提供となります。
 ・このフォントによって引き起こされた一切のトラブルについて、
  作者は一切責任を負わないこととします。
 ・転載は作者名(TACHY/RAWSEQ)
  サイト(http://ltside.com/font.html)の
  表記を添えてください。(連絡欲しいです。)
 ・非商用使用はフリーです。(制作物クレジットに
  「TACHY/RAWSEQ」か「カタパンタ」を交えて欲しいです)
 ・商用利用も連絡必須でフリーとします。
  (非商用でもご紹介の為、連絡いただければ幸いです。)
 ・使用上の改変はお手数ですが、ご提案いただければと思います。
  (即承認かと思われ…) しかしオリジナルの改定は時間がかかります。
 ・もちろんフォントパッケージとしての改変後の公開、販売、
  及び、作者を偽った転載は禁止です。
 ・連絡先はこちら(最下をご覧ください)

■使用規約を承諾の上ダウンロード

▼ ( for Windows,Other cpg.zip (8.81KB))

▼ ( for MacOS X catapanta.dmg (18.54KB))



■ フリーライセンスフォントも進化している。

以下のデモ動画をご覧ください。(冒頭のみ)



こちらは、私が作成した動画ですが、全てフリーソフト・フリーライセンスの元で作成したものなのです。
(HTML5(CSS3)で作成したコンテンツをGoogleChromeブラウザで描画し、DxCaptureというソフトでキャプチャーしたものをAviutlというソフトで加工したもの。Kinetic Typography(キネティックタイポグラフィー)的なやつですね)

使用されているフォントにももちろんライセンスが存在するはずですが、
使用させていただいた、M+FONTSは無保証ですが、「あらゆる改変の有無に関わらず、また商業的な利用であっても、自由にご利用、複製、再配布することができる」フォントです。
その対応文字数やフォント種類もどんどん伸びていき、こういったコンテンツを作成するにも足りるフォントとなっております。

フリーでご提供されるのは本当にありがたいですね。
ご提供されている以上、感謝の上どんどん使わせていただきましょう。
M+FONTS

■ オープンソースならではの強み!フォントサンプラーもフリーで作っちゃう

オープンソースついでに、下のようなフォントの試し打ちができるWebアプリ(flash)を作成してみます。
「フォントサンプラー」とは自分で作成した試し打ちツールのことです。

こちらも例によってオープンソースな作成ツールを紹介いたします。

OpenLaszlo 下の画面はブラウザ上で、表示を確認しているところです。

こちらもまた、日本語が行き届いて、しかもドキュメントも日本語表記ありのサーバーサイドなフラッシュを作成するフリーツールです。
Windows版・Linux版・Solaris版とプラットフォームも豊富です。Windowsだと、JAVAを入れる必要があったので、結局FontForgeと同じくLINUXサーバーに入れることとなりました。
この点も、ドキュメントが充実している為、省略させていただきます"";

XMLをベースとしたLZX言語を使ったり、難しそうに聞こえますが、実はHTMLを書くように簡単にできちゃうんです。(ソース書いて、ブラウザで確認してといった感じで) 驚くことに、下のソースがこのフォントサンプラーの全コードになります。

<canvas height="115" width="435">
  <font name="btfont">
    <face src="BLUETICK_Font.ttf" style="plain"/>
  </font>
  <edittext font="btfont" fontsize="100" width="430" height="110" text="012"/>
</canvas>

注目すべきは、「BLUETICK_Font.ttf」の部分。フォントの一部ではなく、全部を明示的にインポートできてしまいます。 (これはオリジナル製品版を超えたなと思った瞬間ですね。オリジナルでできるって気づいていないだけかもですが・・)
なんで、漢字を含むフォントはもちろんファイルサイズが大きくなってローディング・処理が遅くなるわけです。 (まあ、サンプルとしてなので、一部抜粋って事で問題ないと思いますが・・w)

このように、クリエイターとLINUXとの関係は、オープンソースをキーワードとして、さらに深まっていくのかもしれませんね。(こんなまとめでいいのか…いや、今までで一番ましだった…)

■その他のフォント



BLUETICK_Font
デスクトップ時計ソフトBLUE TICKで使用されているオリジナルイメージ数字をフォントにしました。
自作なので、まとまりが若干足りないと思いますが、長く使っても飽きないような味わいを持っています。
▼使用規約を読んでダウンロード (btfont.lzh (2.02KB))


フォントサンプラー()に入力してみてください。 フォントサンプラーについて
対応機種  TrueTypeフォントを読み込める環境
 (限定フォント対応)
 
使用規約  当フォントは、パブリッシング系に向いております。
 時計の文字盤に使われている数字のみの限定フォントとなります。
 プロポーショナルのみの提供となり、横幅は統一されていません。
 このフォントによって引き起こされた一切のトラブルについて、
 作者は一切責任を負わないこととします。
 作者はTACHYです。それを認識いただければ、
 自由に使用できます。

 

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